日本での展開

1965年-2008年

創立から1965年までは日本法人および正規輸入・販売代理店は存在しておらず、日本への輸入台数もごく少量に留まっていた。1965年から1968年までは新東洋企業、1968年から1972年までは西欧自動車、1971年から1974年までは西武自動車販売、1975年から1978年まではロイヤル・モータース、1979年から2008年6月まではコーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドが輸入、販売を担当していた。これらの会社はいずれもフェラーリ本社とは資本関係のない独立系のインポーター(輸入販売代理店)であった。

2008年以降

フェラーリにとってアメリカ、ドイツ、イギリス、イタリアに次いで5番目に大きい市場である日本市場における販売およびサポート体制をより強化することを目的に、2008年2月には日本法人の設立を発表し、同年7月1日から東京都に本拠を置く日本法人であるフェラーリ・ジャパンが輸入業務を開始した[29]。現在は同社が日本国内における輸入及びマーケティング業務を行っている。

販売及び整備

2011年2月現在は、フェラーリ・ジャパンと正規販売代理店契約を結んだコーンズ・モーター(東京都、大阪府、愛知県)とロッソ・スクーデリア(東京都)、エムオート(広島県)、ヨーロピアン・バージョン(福岡県)の4社が正規販売代理店となっており、全国6拠点で新車の販売や認定中古車の販売、整備や正規パーツの販売などを行なっている。また、Modena Sports Cars(北海道)とイデアル(宮城県)、グランテスタ(長野県、石川県)の3社が正規サービスセンターの指定を受けている。

Ferrari S.p.A.

種類 株式会社
本社所在地 イタリア
Via Abetone Inferiore, 441053, マラネロ
設立 1947年
業種 自動車製造
事業内容 自動車の製造、販売
代表者 ルカ・コルデーロ・ディ・モンテゼーモロ:会長兼社長
ピエロ・ラルディ・フェラーリ:副社長
アメデオ・フェリーサ:CEO
ジャンカルロ・コッパ:CFO
ハーバート・アプルロス:フェラーリ・ジャパン代表
売上高 17億7800万ユーロ(2009年時点)
従業員数 2926人(2007年)
主要株主 フィアット
ピエロ・ラルディ・フェラーリ
ムバダラ・ディベロプメント・カンパニー